2017年4月8日土曜日

〜年度当初のFD研修会。学生たちの学長室への来訪が相次ぐ。〜 2017年4月8日(土)曇

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どんよりと曇り空。この数日で雪も一気に融けた。


新年度最初の土曜日の午後を利用して、FD研修会が行われた。


冒頭、学長挨拶。自己紹介ののち、FD活動に関して三つほどお願いした。一つは、現代においては一方的な教授ではなく学生のニーズに応える教育をすることが求められており、一方向的ではなく双方向的なコミュニケーションを通じた相互学習と相互教育が必要であること。それゆえ、第二に、教授団の能力開発としてのFD活動に取り組む際の注意点として、相互理解と相互発信が必要であり、情報をオープンにすることが必要であること。教員間のオープンな交流が教授団の能力開発にあたって相乗効果を生むこと。第三に、とにかく相互交流をすれば良いというわけではなく、求められているのはシナジー効果(相乗効果)を生むような相互交流であり、アナジー効果(相互マイナス効果)を生むような相互交流は避けるべきこと。シナジー効果を生み出しやすい領域を紹介しつつ、闇雲に交流すれば良いわけではないことを強調しておいた。


あくまでもFD活動の目的は「学生のニーズに応える教育を行う高い能力をもった教授団の形成」である。往々にしてどこの大学においてもFD活動そのものが自己目的化しがちなのだが、札幌大谷は、常に本来の目的に照らして効果的な(シナジー効果を最大化するような)FD活動に取り組んでほしい。

専任教員は90%以上の出席。非常勤教員も50%弱の出席率である。もちろん目指すべきは100%であるが、まずまずの出席率ではないだろうか。

全体会ののち、学科ごとの分科会、さらに細分化した二次分科会へと、16時まで充実したコミュニケーションが行われた。

分科会を一通り見て回った後は学長室にて諸々の執務。


なんと1年生が学長室のドアを叩いてくれた。大学に入学が決まり、改めて進路について悩み始めているらしく、色々と率直に話してくれた。就活のことばかり考えていれば就職できるわけではないこと、まずは学生生活を全うすることに全力を注ぐことが専門性を通じた人間力の形成につながり、結果として就活力もあがることなどをアドバイス。学生も色々話して胸のつかえがおりたようであった。こうした扉を叩くというアクティブな行動を起こすことこそが人生を切り開くのだから、これからも今日みたいに積極的に行動してほしいと伝えた。

そうこうしていると、今度はガイダンスを終えたピアノ科の2年生9名が集団訪問してくれた。みんなキラキラ輝いている。しばし集団ミーティングが始まる。つかの間の学長講義である。学生たちはうなずいて聞いている。ちょっとは刺激になったかな。これからも訪問大歓迎です。

嬉しい訪問を受けたのち、FD研修会の終了を見届けて、帰路につく。

帰路の途中、犬の散歩をされていた関谷正子先生に思いがけずお声かけいただいた。関谷先生は、札幌大谷大学の音楽療法の教授として長らくお勤めいただいた方ですでに定年退職されているのだが、ご近所にお住まいとのことで、初対面なのに路上でお気づきになりお声をかけてくださった。有難いことである。感謝。



みずほおおはしから望む藻岩山。


大きい冷蔵庫を買ったのだが、はまっているのが北海道牛乳とヨーグルトとヤクルトと豆乳。


もしかしたら、僕もこれから成長期に入るのかもしれない。


…… 点から線へ ––––
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